Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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せかいかいきじつわ「じょぶん」

世界怪奇実話

牧 逸馬

Leggi 世界怪奇実話 (せかいかいきじつわ「じょぶん」) di 牧 逸馬 (まきいつま) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.305 caratteri · 498 schermate

Aozora Bunko

及びシャアレッテ、アラベル、ブウルジョア、ペラン、ファルガット、ミシェル、パション其の他三人の氏名不詳の女に対する誘拐暴行殺人未遂。

併し、ドュモラル村の家で発見された被害者の衣服や持物等から見ると、尠くとも十二人内至十八人殺られて居なければならない勘定である。

が、何うせドュモラルは断首機ものだとしても、要するに一個の首である。まあ、判っているのだけで好いだろうとなった。

裁判が始まる。

マルテン・ドュモラル、五十二歳。がっしりした骨組み、髪は漆黒。碧い円い眼。受難の口唇は若い頃毒虫に刺されたのだそうだ。当時骨相学というのが莫迦に流行っていて、此の方面から観ると、ドュモラルの頭は確かに一異彩だった。嫌に鉢が拡がっていて、それが前後左右に急傾斜を作り、上へ往って円錐形に尖っている。おまけに猛烈なお凸頭で、その癖額と称す可き部分がなく生え際から直ぐ眉毛になっていたとある。余程奇抜な顔だったらしい。

その珍面居士のドュモラル、裁判の最中にしっきり無しに起上って、やれ窓が開いていて寒いことの、夕陽が顔に当ることのと、種々真に重要なステイトメントを発している。