Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ちゅうごくかいきしょうせつしゅう

中国怪奇小説集

岡本 綺堂

Leggi 中国怪奇小説集 (ちゅうごくかいきしょうせつしゅう) di 岡本 綺堂 (おかもときどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 179.458 caratteri · 363 schermate

Aozora Bunko

あるときは何処かで赤児の啼く声を聞くこともあった。

街に近い餅屋へ毎日餅を買いに来る女があって、彼女は赤児をかかえていた。それが毎日かならず来るので、餅屋の者もすこしく疑って、あるときそっとその跡をつけて行くと、女の姿は廟のあたりで消え失せた。いよいよ不審に思って、その次の日に来た時、なにげなく世間話などをしているうちに、隙をみて彼女の裾に紅い糸を縫いつけて置いて、帰る時に再びそのあとを付けてゆくと、女は追って来る者のあるのを覚ったらしく、いつの間にか姿を消して、糸は草むらの塚の上にかかっていた。

近所で聞きあわせて、塚のぬしの夫へ知らせてやると、夫をはじめ、一家の者が駈け付けて、試みに塚をほり返すと、赤児は棺のなかに生きていた。女の顔色もなお生けるが如くで、妊娠中の胎児が死後に生み出されたものと判った。

夫の家では妻の亡骸を灰にして、その赤児を養育した。

海中の紅旗

丞相(大臣)の趙鼎が遠く流されて朱崖にあるとき、桂林の帥が使いをつかわして酒や米を贈らせた。雷州から船路をゆくこと三日、風力がすこぶる強いので、帆を十分に張って走らせると、洪濤のあいだに紅い旗のようなものが続いてみえた。