Classici giapponesi con furigana
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アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
Leggi 中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河 (アラスカのひょうが) di 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 122.039 caratteri · 248 schermate
ジュノウの人たちは、人工でつくったら数万ドルもかかる氷の単結晶を、カクテルにずっと使っていたわけである。
この氷河から、氷の単結晶をもってこようという話は、米国で、雪氷永久凍土研究所が創設された当時からあった。そしてそれは、一九五三年に実行された。
ベーダー博士が指揮者となり、適当な単結晶の塊りを約二トンばかり採集した。それを冷蔵トラックに積み込んで、シカゴ郊外にある雪氷永久凍土研究所まで運んできた。単結晶の大きさは、ふつう差しわたし二十センチくらい、なかには四十センチを越すものもあった。
これらの単結晶を、零下四十度の低温室の中に保存しておいて、必要に応じて、取り出してきて、実験に使った。当時二年間私はこの研究所開設の手伝いに行っていたが、その間に、約一トンばかり、この単結晶を使った。ずいぶんぜいたくなことをしたものである。
ある透明物質が、結晶であるか、否か、を調べるには、偏光を使ってみればよい。二つの偏光板を交叉しておいて、その間に標本を入れて見ると、結晶ならば色がついて見える。結晶の方向によって色がちがうので、多数の結晶の集合体だと、その一つ一つがちがった色になる。