Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
『せっかずせつ』のけんきゅう
中谷宇吉郎集 第二巻
中谷 宇吉郎
Leggi 中谷宇吉郎集 第二巻 (『せっかずせつ』のけんきゅう) di 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 83.098 caratteri · 172 schermate
、第3水準1-85-7)網の入口に誘ひ込まれてしまう。入口の両側からは、この※(「てへん+黨」、第3水準1-85-7)網の内方に向って短い垣網が二つ建っている。それがちょうど弁のような作用をして、一度大謀網の中へ誘い込まれた魚たちは、いつまでも周囲の網の面に沿って、ぐるぐる泳ぎ廻っているのだということである。原理からいえば、こういう大規模な大謀網でも、琵琶湖の葦簀でも、子供たちの使う魚とりの竹籠でも全く同じものらしい。
垣網は藁で作ってある。青暗く透きとおった海の底まで、その藁の網が黄色く見える。これは単に魚をおどして、廻游の方向をかえさせればよいのだから、目の極めて粗い乱暴な網である。「藁は海の中では光って見えると漁師たちはいうのですが、それで魚が驚いて逃げるので、垣網にはどこでも藁を使うようです」とI君が説明してくれる。「本当でしょうかね」とI君は今度は親方にきく。「まあ、そういう理窟になるんでしょうな、魚の方からいわせれば」と親方の返事は極めて悠暢である。
大謀網の方は麻の立派な網であるが、最後に魚を集めてとる部分以外は、これもかなり目の粗いものである。