Classici giapponesi con furigana
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『せっかずせつ』のけんきゅう
中谷宇吉郎集 第二巻
中谷 宇吉郎
Leggi 中谷宇吉郎集 第二巻 (『せっかずせつ』のけんきゅう) di 中谷 宇吉郎 (なかやうきちろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
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この話の出た時にも、妻は「私達も子供の時から、米は粒々辛苦なものだから一粒も粗末にしてはいけないとよくいわれていました」という話をした。米粒の中の仏様という表現と粒々辛苦という表現との差は、本当に米を作るものと、作らないものとの違いからきたのであろう。もっとも十年の年代の差によるのかも知れない。
こんな話は子供達には分らないだろうと決めてかかって、平気で二人で話していたのであるが、子供達には意外な衝撃を与えたらしかった。「ぼうやちゃん、頬っぺたに仏様が附いていますよ」と姉が注意をする程度はまだ良かったのであるが、畳の上にこぼれた仏様達まで拾って喰べようとするので少々面喰らった。全く思いがけず薬が利き過ぎた形となってしまった。それで早速旧説を少し変形して、畳の上にこぼれた御米はもう仏様が逃げて行ったのだからという話にして、それは止めさせることとした。もっとも自分の趣味からいえば止めさせなくてもよいのであるが、子供の病気には懲りているので、まあ急に変ったことは一切させない方が良さそうである。
この頃になって、いよいよとなると大切なものは金でなくて物であるということが大分問題になってきたようである。