Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

くぼたべいさいくんのおもいで

久保田米斎君の思い出

岡本 綺堂

Leggi 久保田米斎君の思い出 (くぼたべいさいくんのおもいで) di 岡本 綺堂 (おかもときどう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 8435 caratteri · 17 schermate

Aozora Bunko

あんな割の悪い仕事はない。好でなければやれるわけのものではないのです。

それに作者というものは――私には限りませんが、書く方をいい加減にしておいて、あとは舞台装置家が何とかしてくれるだろうというような料簡でいる。脚本に道具が委しく指定してあればそれによって画けるわけだけれども、ただ農家の内部位な事じゃ、どうやっていいかわからない。一口に海岸といったところで、海岸にもいろいろあるから困るわけですが、だんだんそういう書き方の脚本が殖えて来ましたから舞台装置家も随分難儀なことがあるだろうと思う。役者は役者で、やりにくいとか何とかいいますし、よほど親切な我慢強い人でないと、喧嘩になってしまう虞れがある。米斎君はその点は割合に練れていて、芝居の都合を考えては斟酌してくれる方でしたが、ある時にはひどく強情で、固く執って動かないところがありました。時には悪強情だと思われる位で、例えばあの役には烏帽子を被せないで下さいといっても、いや、あれはどうしても被せなければいけないという。そういう場合には仕方がないから、役者に烏帽子を被るなといっておくのですが、舞台へ出るのを見ると、チャンと烏帽子を被っている。