Classici giapponesi con furigana
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にごうごしゃくにかんするあいこくてきこうさつ
二合五勺に関する愛国的考察
Leggi 二合五勺に関する愛国的考察 (にごうごしゃくにかんするあいこくてきこうさつ) di Sakaguchi Ango (坂口 安吾) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 7935 caratteri · 16 schermate
もとへゆけるのだからとわが児に叫ぶ。その荘厳には、観衆にまぎれて見物の信徒はますます信教の心をかため、縁のない観衆も死刑執行の役人どもまで、感動してかえって信仰にはいるものが絶えないという始末であった。
温泉岳の熱湯ぜめといって、噴火口の熱湯へ縄にくゝってバチャンと落してひきあげ、また、落し、また、ひきあげる。背中をさいて熱湯をそゝぐというのもある。熱湯のかわりに煮えた鉛をそゝぐのもある。鋸で、手と足を一本ずつひき落して、最後に首をひくというのもある。手の指を一本ずつ斬り、つぎに耳を、つぎには鼻をそぐという芸のこまかいのもある。蓑踊りと称するのは、人間を俵につめ、首だけださせて、俵に火をつける。俵のなかのからだが蓑虫のようにビクビクもがくところから蓑踊りと称したという。
最後に穴つるしというのを発明した。手足を特別な方法で後方に縛して穴の中へ吊りさげるもののようだが、具体的な方式は各人各説、ハッキリしていないようだ。これをやると三四日から一週間ぐらい生きている。そして、へんなふうにもがきつゞけている。妙チキリンなもがきかたで、見ていると、おかしくなり、ばかばかしくなるばかりで、第一、例の祈祷を唱え、説教するための荘厳なるこえがでない。