Classici giapponesi con furigana
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につうのしょかん
二通の書翰
田中 貢太郎
Leggi 二通の書翰 (につうのしょかん) di 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 1325 caratteri · 3 schermate
その時であった。鎌倉の八幡宮の前にあったあの雪の下の饅頭屋へ、某日二通の書翰が届いた。一通は横浜の彼の女の家から来た書翰で、一通は佐倉に居る××君の書翰であった。饅頭屋の主翁は、関係のある人の書翰がこんなにいっしょに来るのも珍らしいと思いながら、先ず××君の書翰から開封して見た。それには昨夜怪しい夢を見たが、彼の女に何か変ったことはないかと書いてあった。そこで女の家から来た書翰を開けて見た。それは女が前夜病死したと云う知らせであった。