Classici giapponesi con furigana
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じんがいまきょう
人外魔境
小栗 虫太郎
Leggi 人外魔境 (じんがいまきょう) di 小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 101.713 caratteri · 205 schermate
そこへ、折竹が察したような態度で、
「君は、Lha-mo-Sambha-cho を知っているかね」と訊いた。
「Lha-mo……※(疑問符感嘆符、1-8-77)」私が、しばらく目を見はったのみでなにも言えなかったほど、それほど、のっけから唖然となるような名前だ。彼が……では、Lha-mo-Sambha-cho へ行ったのか、いやいや、あすこへは決して行けるわけがないと、心では打ち消しながらやはり訊かずにはいられない。
「君が、まさか往ったのではないだろうね」
「いや、往けばこそだよ。あすこは、米国地学協会のダネック君が、ここ数年間執拗な攻撃を続けていた。僕は、その最後の四回目のとき往ったのだが……そのときの、想像を絶する悲劇のさまを君に話したい。じっさい僕も、そのときの衝撃で休養が必要になったのだ」
といわれ、はじめて気がついたように折竹をみると、色こそ、※※の※※のような夷蛮と異らないが、どこかに影がうすれたような憔悴の色がある。これは、きっと肉体的な衝撃よりも精神的なものだろうと、思うとともに期待のほうも強まってくる。彼はたしかに、なにか想像もできぬような異常な出来事に打衝ったにちがいない。