Classici giapponesi con furigana
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じんがいまきょう
人外魔境
小栗 虫太郎
Leggi 人外魔境 (じんがいまきょう) di 小栗 虫太郎 (おぐりむしたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 101.713 caratteri · 205 schermate
しかもそれが、そばのラジウム含有物によって着色されたのではないかと、推察する。ラジウム、含有瀝青土※(疑問符感嘆符、1-8-77)――私は、神秘境「天母生上の雲湖」を大富源としても考えている。
だが、登行を果さずになんの臆測ぞやだ。これから、外輪紅蓮峰の裾まで八十マイル強、そこの大氷河、堆石のながれ崎たる氷稜あり雪崩あり、さらに、風速七十メートルを越える大烈風の荒れる魔所。私たちは、やがて牛をかり地獄の一本道をゆかねばならぬ。
ところが、三年をついやし三回の攻撃を続けても、ついにダネックらは紅蓮峰の裾の、大氷河を越えることはできなかった。そこを、吹きおろす風は七十メートルを越え、伏しても、はるか谿底へ飛ばされてしまうのだ。――以上が私の、「天母生上の雲湖」についての貧しい知識である。それへ折竹が、三回の探検による科学的成果と、偶然、彼が発見した新援蒋ルートの話を加える。
「ではまず、本談に入るまえにだね。ダネックの、失敗中にも収穫があったことを話しておこう。それは、バダジャッカのある洪積層の谿谷から、前世界犀の完全な化石が発見されたことだ。こいつは、高さが十八フィートもあるおそろしい動物で、まだそのころは犀角もなく、皮膚も今とちがってすべすべとしていた。