Classici giapponesi con furigana
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ものをこわすのがしょうばいじけん
什器破壊業事件
海野 十三
Leggi 什器破壊業事件 (ものをこわすのがしょうばいじけん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 15.352 caratteri · 31 schermate
そしてその翌朝、貴女は自分でハガキを入れにポストまで持って出るんです。いいですか」
「大花瓶を壊すことは分りましたが、翌朝ハガキを投函にいくといって、なんのハガキをもって出るのですか」
「誰あてのでもいいですよ。――それから大事なことは、けっして女探偵だと悟られないように振舞ってください。ものを壊すにしても、良心にとがめるといったような菩提心を出さないで、こんな壊れ物を扱わせるから壊れるんじゃないの……ぐらいの太々しさでやってください。なにしろすこしにぶい小間使らしく振舞ってください」と、帆村は自分の脳天に指をたてた。
「まあ、たいへん骨が折れますのねえ」
「まあ、そういわないで、やってください。主人公が何をいっても何をしても、例のすこしにぶい小間使の要領でいくんですよ」
「そんなことをして、どうしようというんですの。一体どんな事件なんですか。あたしにすこしぐらいお明かしになったっていいでしょう」
「ううん、それがいけない」と帆村は大きく頭をふり、
「そのように貴女が探偵気どりでいちゃいかんです。あとのことは僕がうまくやるから、貴女はなにも愕かないで筋書どおりやってください。