Classici giapponesi con furigana
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こんじゃくばなしサンドイッチへいだん
今昔ばなし抱合兵団
海野 十三
Leggi 今昔ばなし抱合兵団 (こんじゃくばなしサンドイッチへいだん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 10.504 caratteri · 21 schermate
一時間もかかって、やっと五メートル登るのがせきのやまである。
しかも、気をゆるめていようものなら、下から上って来た乱暴な市民のため、われは邪魔扱いにされて、まるで壁にへばりついているやもりを叩きおとすように、われ等の身体は奈落へ投げおとされるのである。
奈落へ墜落すれば、どっち道、死あるのみである。岩かどに頭をぶっつけるか、そうでなくて死にもせず、元の極楽地下街まで墜ちついたとすれば、そこには白人帝国軍の地底戦車隊が待っていて、たちまち身はお煎餅の如く伸されてしまうのである。であるから、どっちにしても死の頤を逃れることは出来ない。
ああ、今になってぶつぶついっても仕方がないが、どうしてわが当局は、抱合兵団の攻略に気がつかなかったのであろうか。およそ攻撃目標たるわれわれが、敵軍の空中からの爆撃を避けて地下に潜り、空爆更に効果なしと分れば、敵軍はこんどは手をかえ、地中深くからわれわれの住居地を攻撃するであろうことは、素人にも分ることではないか。
何を今更、五万台にのぼる敵の地底戦車兵団をわれわれの足の下に迎え、あれよあれよと騒いで間に合うものか。
「市民たちは、即刻地上に避難せよ。