Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ぶっぽうそうちょう
仏法僧鳥
斎藤 茂吉
Leggi 仏法僧鳥 (ぶっぽうそうちょう) di 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 5351 caratteri · 11 schermate
これは先刻麦酒を飲んだためである。
それから私等は、杉の樹立の下の諸大名の墓所を通って奥の院の方までまいった。案内の小童は極く無造作に大小高下の墳塋をば説明して呉れた。
『左手向う木の根一本は泉州岸和田岡部美濃守』
『この右手の三本は多田満仲公です。当山石碑の立はじまり』
『左手うえの鳥居三本は出羽国米沢上杉公。その上手に見えてあるのは当山の蛇柳です』
『右手鳥居なかの一本は奥州仙台伊達政宗公。赤いおたまやは井伊かもんの守』こういうことを幕無しに云って除けた。
『太閤様が朝鮮征伐のとき、敵味方戦死者位牌の代りとして島津ひょうごの守よしひろ公より建てられた』という石碑の面には、為高麗国在陣之間敵味方鬨死軍兵皆令入仏道也という文字が彫つけてあった。そういうところを通りぬけ、玉川に掛っている無明の橋を渡って、奥の院にまいり、先祖代々の霊のために、さかんに然える護摩の火に一燈を献じた。これは自身の諸悪業をたやすためでもある。それから裏の方にまわって、夕景に宿坊に帰った。
その夜、奥の院に仏法僧鳥の啼くのを聴きに行った。夕食を済まし、小さい提灯を借りて今日の午後に往反したところを辿って行った。