Classici giapponesi con furigana
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ワイナハト・イム・ベルリン
伯林の降誕祭
岡本 かの子
Leggi 伯林の降誕祭 (ワイナハト・イム・ベルリン) di 岡本 かの子 (おかもとかのこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 2438 caratteri · 5 schermate
でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28)し並べて幹を直立に保たせて居るのです。
さて、いよいよ私がベルリンで経験したクリスマスの当日になりました。朝、一番早く私の扉をたたいたのは、家主の娘さんでした。娘さんは、国から国へ渡って歩くレヴュー・ガールでした。娘さんは、その時スイッツルの雪娘に扮する時の着物を着て来ました。純白に襞の多い着物と、頭の白い花の冠が非常によく似合い、私に持って来たクリスマス・プレゼントのチョコレートの箱の飾リボンの縁が、清楚にうつり合った色彩は、私に思わずつかつかと傍へ寄らしてしまったような、好もしい感じを与えました。だが娘さんは、私に箱を与えると、いつもの懐しげな様子に似ずどんどん早足に帰ろうとします。私はお返しが上げ度くも気がせいて、手近に有合せの日本から持って行ったものを、一つかみにしてあとを追いました――猫の毛でつくった日本の細筆三本、五色のつまみ細工の小箱一つ、桜の縫いのしてあるハンカチ一枚――あとで考えても、おかしな贈物でした。直ぐあとから、こつこつ可愛らしい靴の足音がして、パン屋の七つになる女の児が、パンとお砂糖でつくった猫を持って来て呉れた。