Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
よろく(せんきゅうひゃくにじゅうよねんより)
余録(一九二四年より)
宮本 百合子
Leggi 余録(一九二四年より) (よろく(せんきゅうひゃくにじゅうよねんより)) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 1616 caratteri · 4 schermate
大臣公卿が七八人、二三月のうちにかき払われて仕舞うことは稀有な出来事と謂うべきである。
これが道長の運命に大きな変化を与えた。
前述の先輩達が順当に長寿したら、道長とてもあの目覚しい栄達は出来なかったであろう。それを、嗣ぐべき人が相ついで世を去った為道長は、あさましく夢なのどのようにとりあえず、なったのだ。と。
短い小説を書こうとして居るのに、どうしても趣向がぴったり心に映らず、従ってちっとも信念が湧かないので、一字も筆を卸せない。殆どその事ばかりを思いつめ、今日は心が苦しい程になった。
夏目漱石の「門」をとびとびに読み、終りに近く、宗助が鎌倉の寺に参禅したところで、ひどく感動する文句に遭った。彼の作より寧ろ引用してある禅僧の話が心を打ったのだ。
「悟りの遅速は全く人の性質で、それ丈では優劣にはなりません。入り易くても後で塞えて動かない人もありますし、又初め長く掛っても、愈と云う場合に非常に痛快に出来るのもあります。決して失望なさる事は御座いません。ただ熱心が大切です。亡くなられた洪川和尚などは、もと儒教をやられて、中年からの修業で御座いましたが、僧になってから三年の間と云うもの丸で一則も通らなかったです。