Classici giapponesi con furigana
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はいくのつくりよう
俳句の作りよう
高浜 虚子
Leggi 俳句の作りよう (はいくのつくりよう) di 高浜 虚子 (たかはまきょし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 45.854 caratteri · 91 schermate
それもごもっともと考えます。そのため私はここにいま少し「写生」ということを卑近な方法として説明してみようと思います。
究極は「一つ根に離れ浮く葉」を発見するところに写生の目的はあるとしましても、なおその以前に前述の「溝の中の光景」を捕えることによっていくらでも写生句を作ることはできるのであります。私はまた無雑作に作るということを目的としてここに若干句を並べてみることにいたそうと思います。多くは前にのべた「溝の中の光景」を材料としますが、中には、前にはのべなかったけれども当時遭遇した事実もあります。
病起(びょうき)野に立てば水ぬるみけり
これは別に説明するまでもなく、病気でうち臥していたのが大分よくなったので野に散歩に出た、おりふし水の温む時分であったというのであります。
温む水に動くものある目高かな
これは前にはのべませんでしたけれども、その溝の中にちらちらと動くものがあると思うと、それは目高が泳いでいるのでありました。
石投ぐれば浮み出る泥や春の水
これは前に申したこととそのままですから説明するまでもありません。
水温んでなほ腐る去年の藻草あり
これも同様であります。