Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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とうせいかつしゃ

党生活者

小林 多喜二

Leggi 党生活者 (とうせいかつしゃ) di 小林 多喜二 (こばやしたきじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.537 caratteri · 130 schermate

Aozora Bunko

得てそういう右翼的偏向は、大衆追随をしているので一応評判が良いものだ。従って「評判が良い」という事も、矢張り慎重に考察してみる必要がある、私達は歩きながら、そういう事について話した。

「気をつけるというので、今度は木と竹を継いだようになったら何んにもならない。逆戻りだ! 今迄僕等は眼隠しされた馬みたいに、もの事の片面、片面しか見て来なかったんだ。」

私たちはしばらく歩いてから、喫茶店に入った。

「ラヴ・レターをあげるよ。」

私はそう云って原稿をテーブルの下の棚に置いた。――Sはクン、クンと鼻歌をうたいながら、ウエーターを注意しいしい、それをポケットへねじ込んだ。彼は、そして、

「君の方からヒゲ(と云って、鼻の下を抑えて見せて、)につかないかな?」と訊いた。

私は工場の帰り須山から聞いたことを話した。Sはワザと鼻歌をクン/\させながら、しかし眼に注意を集めて聞いていた。それが癖だった。

「僕の方も昨日六時にあったが切れたんだ。」

私はそれを聞くと、胸騒ぎがした。

「やられたんだろうか……?」

と私は云った。が実は、いや大丈夫だと云われたいことを予想していた。

「ふむ、――」