Classici giapponesi con furigana
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とうせいかつしゃ
党生活者
小林 多喜二
Leggi 党生活者 (とうせいかつしゃ) di 小林 多喜二 (こばやしたきじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.537 caratteri · 130 schermate
それは一人でも同志が奪われてみると、その間をつないでいた私達の気持の深く且つ根強かったことを感ずる。それがしかも私達を何時でも指導してきていた同志の場合、特にそうである。――以前ある反動的組合のなかで反対派として合法的に活動していた時は、同じことがあってもこれ程でもなかった。その時は矢張り争われず、日常の色々な生活がそれをまぎらしていたからであろう。
下宿には太田が待っていた。――私は自分のアジトを誰にも知らせないことにしていたが、上の人との諒解のもとに一人だけに(太田に)知らせてあった。それは倉田工業で仕事をするためには、どうしても専任のものを一人きめて、それとは始終会う必要があった。外で会っているのでは即刻のことには間に合わなかったし、又充分なことが(色々な問題について納得が行くようには)出来なかった。
太田は明日入れるビラについて来ていた。それで私はさっきSと打ち合せてきたことを云い、明朝七時T駅の省線プラットフォームに行って貰うことにした。そこへSがやって来て、ビラを手渡すことになっていた。
急ぎの用事を済ましてから、私達は少し雑談をした。