Classici giapponesi con furigana
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とうせいかつしゃ
党生活者
小林 多喜二
Leggi 党生活者 (とうせいかつしゃ) di 小林 多喜二 (こばやしたきじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 65.537 caratteri · 130 schermate
ところが、仲間でも少し利口なシゲという女が、こんなことを云った。キヌちゃんがシミ/″\とシゲちゃんにこぼしたというのだ――静かなところで、ゆっくりお話したいと云うけれども、工場の中はこんなにガン/\しているし、夜業して帰ると九時十時になってクタ/\に疲れているし、それにあの人は七時頃帰えるので一緒になることが出来ないって。誰か「可哀相にね」と云った。するとサクラの佐々木が、「これじア私たち恋を囁やくことも出来ないのねえ!」と云った。皆は「そうだ」とか、「本当ねえ!」とか云い始めた。
「恋を囁やくためにだって、第一こんなに長い時間働かせられたら、たまったもんでないし、それにたまにあの人と二人で活動写真位は見たいもの、ねえ――」
みんなが笑って、「本当よ!」と云った。
「それにはこんな日給じゃ仕様がないわ!」
「そう。少し時間を減らして、日給を増してもらわなかったら、恋も囁やけないと来ている!」
「実際、会社はひどいよ!」
「私んとこのオヤジね、あいつ今日こんなことを怒鳴ったの、今はどんな時だか知っているか、戦争だぞ、お前等も兵隊の一部だと思って身を粉にして働かなけアならないんだ。