Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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やつがたけのまじん

八ヶ嶽の魔神

国枝 史郎

Leggi 八ヶ嶽の魔神 (やつがたけのまじん) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 160.664 caratteri · 323 schermate

Aozora Bunko

「誰か出て二、三本使ったらどうだ」

「しからば拙者」「しからば某」

五組あまりバラバラと出た。

「お面」「お胴」「参った」「まだまだ」

ポンポンポンポン打ち合ったが颯とばかりに引き退いた。

「おい近藤、行ってみるがいい」

「あいよあいよ」と厭な奴またノコノコ出かけて行き、「鏡氏、一本お稽古を」

「アッハハハハ」と大きな声で突然葉之助は笑い出した。

近藤司気太驚くまいことか! 眼ばかりパチクリ剥いたものである。

「剣術のお稽古とは見えませぬな。まるで十二月の煤掃いのようで、アッハハハ」とまた笑ったが、

「真剣のお稽古拝見したいもので」

「へへえ、さようで」と器量の悪い話、近藤司気太引き退ったが、「いけねえいけねえ拙者は止めだ。どうも俺には苦手と見える」

「生意気至極、その儀なれば」と、若侍ども本気で怒り十組ばかりズカズカと進み出たが、烈しい稽古が行われた。それが済むと白井誠三郎ツカツカ葉之助の前へ行き、

「あいや鏡氏、葉之助殿、ご迷惑でござりましょうが、承わりますれば貴殿には小野派一刀流、ご鍛錬とか。一同の希望にもござりますれば一手ご教授にあずかりたく、いかがのものにてござりましょうや」