Classici giapponesi con furigana
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はつがえる
初蛙
薄田 泣菫
Leggi 初蛙 (はつがえる) di 薄田 泣菫 (すすきだきゅうきん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 3470 caratteri · 7 schermate
と悪戯っ気とがさせる業です。蛙にはお腹に臍がありません。それだのに臍ばかしか、おまけに良心までも持っているかのように無遠慮に振舞うのです。地の精霊でなくって何うしてあんな悪ふざけと無遠慮とが出来るものでしょう。大きな口と下っ腹とを御覧なさい。地から生れた食意地の張った大食漢でなくって、誰があんなものを持っているでしょう。実際あの大きな口と、十二人の子供でも生んだらしい、だぶだぶの下っ腹とは、蛙にとっては掛け替のない宝なのです。性格なのです。本能なのです。霊魂そのものなのです。
蛙のあのすばらしい口と腹とについて、マアク・トエンの面白い短篇小説があります。一寸その荒筋を話してみましょう。
ある所にスマイリイという男がありました。生れつきの博奕好きで、小鳥が二羽立木にとまっているのを見ると、どっちが早く飛ぶだろうかと、すぐ賭を工夫するといった風な、好きな博奕のためにはどんな機会をでも発見する事の出来る男でした。.
この男が蛙を飼っていました。丹精して仕込まれただけあって、蛙は飛ぶ事がひどく得意で、この男の指が一寸お尻をこづくと、ゴム鞠のように跳上って、機みがよかったら途中で二三度とんぼ返りまでして見せました。