Classici giapponesi con furigana
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べっぷおんせん
別府温泉
高浜 虚子
Leggi 別府温泉 (べっぷおんせん) di 高浜 虚子 (たかはまきょし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.339 caratteri · 27 schermate
後ろの山もまた整うたたたずまいである。盛装した女王の衣冠の趣がある。
そこの番人をしておる水戸の藩士の娘で薙刀の上手なという尼子敏子さんに聞いて見る。
「小鳥が鳴いているようですが、あれは何鳥ですか」
「ひわです。他の小鳥もおりますがひわが一番多うございます」
語るもの聞くもの森閑とした景色に耳を澄ます。
「ほととぎすも鳴きますか」
「鳴きます」
暫く話がとだえておったが敏子さんはなおつけ加えていった。
「この春はきじが二羽巣食うておりましたが、いつの間にかいなくなりました」
「花はどんなものが咲きます。今咲いているのは合歓の花ですね」と夕暮の山を見上げていった。
「そうです。それに山桜が多うございます。これからさきは櫨紅葉が美しゅうございます」
この地獄でゆでた鶏卵を食べて見てくれとのことで一つ食べて見た。店の少女が私たちを見て鶏卵をざるに入れて前の熱湯の中につけた。それが一、二分でもう半熟になったのである。
貝原益軒の豊国紀行に、
その西の山際に海地獄とて池有。熱湯なり。広さ二段許り。上の池より湧き出。上の池広さ方六間許。その辺岩の色赤し。岩の間よりわき出ず。