Classici giapponesi con furigana
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べっぷおんせん
別府温泉
高浜 虚子
Leggi 別府温泉 (べっぷおんせん) di 高浜 虚子 (たかはまきょし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.339 caratteri · 27 schermate
先ず亀川温泉を過ぎて血の池地獄を見た。十年に一度大活動をはじめるそうで、今年が丁度その十年目に当たり、大荒に荒れるそうである。今朝も大活動をやったとのことである。ほとりの樹木など沢山に枯死しているのはその熱泥を吹き上げた処である。赤い泥の沸々と煮え立っている光景は相変らず物すごい。
次ぎに竈地獄を見た。これは地中の鬼がうめくような声を発して、岩窟の中から熱気を吐き出しているのである。その熱気で蒸したアンコのないまんじゅうがおいしかった。
芝石温泉という、湯滝のある、谿谷に臨んだ温泉を過ぎて、紺屋地獄を見た。これは紺色をした泥池の底から、同じく怒るが如くつぶやくが如く熱気を吐いておるのである。驚くべきことには近所の青田の中にも数ヶ所同じような処がある。一歩誤ればその中に落ち込んで命を落さねばならぬのである。現に誤って死んだという人も沢山あるのだそうである。鶏卵をその泥土からわく湯気に置くと二、三分で半熟になり殻が真黒になる。その真黒な鶏卵を一つ食べて見た。
次に坊主地獄を見た。これもやや大きなにごった熱湯が沸々とわき上っているのである。その有様が沢山の坊主頭を並べているようだからその名があるのだともいうし、又昔円内坊とかいう坊さんが二重桝をつかって百姓から米穀をむさぼり取ったがために、一夜の中にその邸宅