Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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じゅうにしこう

十二支考(下)〔全2冊〕

南方 熊楠

Leggi 十二支考(下)〔全2冊〕 (じゅうにしこう) di 南方 熊楠 (みなかたくまぐす) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 251.906 caratteri · 495 schermate

Aozora Bunko

十八章には、ムグラモチと小鼠のほか食うべき肉ない地を記す。ボスマンの『ギニア記』には、その地に猫より大きな野鼠ありて穀を損ずる事夥し、その肉すこぶる旨いが、鼠と知っては欧人が嫌うから、首足と尾を去って膳に上すと載す。一六七六年マドリット板、ナワレッテ師の『支那記』六四頁にこの宣教師支那で鼠を食う御相伴をして甚だ美味と評しある。本朝には別所長治の三木籠城や滝川益氏の高松籠城に牛馬鶏犬を食い、後には人まで食うたと聞くが、鼠を食うたと見えぬ(『播州御征伐之事』。『祖父物語』)。支那では漢の蔵洪や晋の王載の妻李氏が城を守り、蘇武が胡地に節を守った時鼠を食うたという。しかし『尹文子』に周人鼠のいまだ(乾肉)とされないものを璞というとあるそうだから考えると、『徒然草』に名高い鰹同前、最初食用され、中頃排斥され、その後また食わるるに及んだものか。唐の張の『朝野僉載』に、嶺南の※民、鼠の児目明かず、全身赤く蠕めくものに、蜜を飼い、箸で夾み、取って咬むと喞々の声をなす、これを蜜喞といいて賞翫するとあり。『類函』に引いた『雲南志』に、広南の儂人、飲食美味なし、常に鼠の塩漬けを食うとあり。