Classici giapponesi con furigana
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オチフルイかいじゅうろうてがらばなし
十二神貝十郎手柄話
国枝 史郎
Leggi 十二神貝十郎手柄話 (オチフルイかいじゅうろうてがらばなし) di 国枝 史郎 (くにえだしろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 127.035 caratteri · 254 schermate
さらに敵中へ飛び込んで行った。その時、耳朶を貫いたのが大爆発の音響である。
これにはホーキン氏も驚いたが、一層驚いたのは土人達で、ワッという悲鳴を上げると共に十間余りも逃げ延びた。
で、ホーキン氏は振り返って見た。濛々たる煙り、累々たる死屍、その中から走り出た二人の少年のその一人が、自分の子のジョンだと知った時、その喜びと驚きとはほとんど形容の外にあった。
「ジョンよ! ジョンよ! ジョンではないか!」
思わず大声で呼んだものである。
呼ばれたジョンはホーキン氏を見たが、
「あッ、お父様だ! お父様だ!」
歓喜の声を高く上げると、鞠のように飛んで来た。それをホーキン氏は両手を拡げひしとばかりに抱き締めた。
親子久しぶりでの邂逅である。死んだと思ったのが生きていたのである。……しばらく、二人は抱き合ったまま、一言も云わずに立っていた。涙が頬をつたわっている。
と、不意にジョン少年は地下人の群れを睨んだが、
「ああ、あいつらは土人ですね。憎い僕らの敵ですね。それでは僕退治てやろう」
云うより早く、ポケットから、れいの不思議な乞食から貰った黒い玉を取り出すと、土人目がけて投げ付けた。