Classici giapponesi con furigana
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なんぼくアルプスつうせつ
南北アルプス通説
木暮 理太郎
Leggi 南北アルプス通説 (なんぼくアルプスつうせつ) di 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 5372 caratteri · 11 schermate
搗てて加えて降雪量の多少、気候の寒暖等が強く影響して、その結果南北アルプスは各々今日見るが如き異りたる特色を有するに至ったものであろうと思う。しかしながら是等は専攻の士を待って論議せらるべきもので、茲には唯目睹したる事実を記すに止めて置く。
南北アルプスを通観して第一に気のつく相違は、山脈の起伏である。北アルプスは概して起伏に富み、それがまた小刻みに刻まれて、大小の峰頭は乱杭の如くまたは鋸歯の如く駢立し、鋭く天を刺している。しかるに南アルプスは起伏少く、大まかでゆったりした観があり、峰頭の鋭く尖っていることは極めて稀である。試に北アルプスの槍穂高の一群と南アルプスの白峰三山附近とを取って比較して見る。この両者は日本アルプスの双壁であって、奥穂高の標高は陸地測量部発行の五万分一の図にも記載してないが、最近その測定に従事した一測量手の談によれば、その高度は槍ヶ岳を凌ぎ、白峰の北岳と同じく三一九二メートルであるということである。この数字は発表されるまでには或は幾分の訂正を余儀なくされるにしても、この二の山群は山体の大さ高さにおいて相匹敵しているに拘らず、ともに水平距離六キロの間において、前者には槍、大喰、中、南、北穂高、涸沢、奥穂高、前穂高の八座あるも、後者は北岳、間ノ岳、農鳥西峰、農鳥岳の四座を数うるに過ぎ