Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
なんちしんじゅう
南地心中
泉 鏡花
Leggi 南地心中 (なんちしんじゅう) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 39.205 caratteri · 79 schermate
仕切に肱を立てて、頤を、新高に居るどこかの島田髷の上に突出して、丸噛りに、ぼりぼりと喰かきながら、(留めちまえ、)と舞台へ喚く。
御寮人は、ぞろりと褄を引合せる。多一は、その袖の蔭に、踞っていたんだね。
するとね、くいほじった柿の核を、ぴょいぴょいと桟敷中へ吐散らして、あはは、あはは、と面相の崩れるばかり、大口を開いて笑ったっけ。
(鉄砲打て、戦争押始めろ。大砲でも放さんかい、陰気な芝居や、馬鹿、)と云うと、また急に、険しい、苦い、尖った顔をして、じろりと多一を睨みつけた。
(何しとる、うむ、)と押潰すように云います。
(それでは、番頭さんに、その通り申聞けますでございます、)とまた立って、多一が歩行き出すと(こら!)と呼んで呼び留めた。
(丁稚々々、)と今度は云うのさ。」
聞く男衆は歎息した。
「難物ですなあ。」
十三
「それからの狂犬が、条理違いの難題といっちゃ、聞いていられなかったぜ。
(汝ゃ、はいはいで、用を済まいた顔色で、人間並に桟敷裏を足ばかりで立って行くが、帰ったら番頭に何と言うて返事さらすんや。何や! 払うな、と俺が吩咐けたからその通り申します、と申しますが、呆れるわい、これ、払うべき金子を払わいで、主人の一分が立つと思うか。