Classici giapponesi con furigana
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きょうふのきせつ
叢書名著の復興1 恐怖の季節
三好 十郎
Leggi 叢書名著の復興1 恐怖の季節 (きょうふのきせつ) di 三好 十郎 (みよしじゅうろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 257.544 caratteri · 508 schermate
僕は急ぐから、では頼んだぞ! (小走りに花道へ。隊一はそれをチョッと睨んでいた後で、舌打ちをしてクルリと振返り、右手屯所の方へ去る。花道の揚幕から尻の方から先に後向きになって出て来る段六。此処へくるまでに何度もおびやかされたらしく麓の方を見込んでは顫えながら。本舞台から走って来た早田、それに突当りそうになって踏止り、相手の後向きの姿にビックリして見上げ見下ろす。段六あっちこっちをおびえた顔で見廻しながら、後退りに歩いて七三。早田呆れて見ながら、これも後退り。遠くで大砲の音。ギックリして、やにわに前へ向き返り駆け出しそうにして段六、早田を認め、二度ビックリして、ガタガタとへいつくばってしまう)
早田 何だ、貴様?
段六 あ、あ、怪しい者ではござりません。真壁の、真壁の百姓でござりまする。どうぞお助けを! へい!
早田 フフフ、誰が斬ると申した? ここへなにしに来たか? 天狗隊へ入るために来たのではないようだが? 顫えていないで早くいえ、忙しいのだ!
段六 へい、て、て、天狗隊へ入るのなんぞと、そんねえな、あんた様! こちらにいる筈の真壁村の仙太郎と申す男の少し身寄りの者でごぜます。