Classici giapponesi con furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Leggi 古句を観る (こくをみる) di 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 166.028 caratteri · 333 schermate
ほととぎすの倏忽な感じと、子供が駈けて来る動作との間に、自ら相通ずるものがあるのである。
この駈けて来る子供の姿は、やはり見えていた方がいい。その点からいって、この句は真昼間でないにしても、とにかく夜でない、明るい間のほととぎすであろうと思う。
葉のふとる一夜々々や煙艸苗 釣壺
畠に作った煙草でもいいが、昔のことだから、庭の隅か何かに生えた苗と見ても差支ない。ぐんぐん伸びる煙草苗が、一晩ごとに目に見えて大きくなる。葉の大きい、丈の高くなる植物だけに、その育ち方も著しく感ぜられるのである。平凡なようであるが、煙草苗ということは動かし難い。
見世掃て一人居るや更衣 助然
「居る」は「オル」ではない、「スワル」とよむのである。鴎外博士の小説には坐すという場合に、「据わる」と書いてあったように思う。「スワル」という言葉から考えると、そう書く方が正しいのかも知れぬ。今の人には手扁があった方がわかりいいが、感じからいえば「居る」の方が適切なようでもある。
あまり大きな店ではなさそうである。自分で掃除をして、綺麗になった店の中に一人で坐って見る。丁度冬の衣を脱いで、軽い袷に著更えた爽快な時節である。