Classici giapponesi con furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Leggi 古句を観る (こくをみる) di 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 166.028 caratteri · 333 schermate
逸興という言葉はぴったり当嵌らぬかも知れぬが、何か興の字のついた気持であることはいうまでもない。
年々歳々釣る蚊帳、厭うべき蚊を防ぐ道具の蚊帳であっても、釣りはじめの際にそういう気持が起るというのは、人間の生活に何らかの変化を必要とする所以であろう。蚊帳に興ずる子供の気持と同じようなものが、大人の脈管にも流れているのである。俳諧の面白味は、そうしたものを端的に捉えている点にもある。蚊帳の釣りはじめも、蚊帳の別も、夏中毎日釣る場合と同じく、何の感興も惹かぬという人があるならば、それは仮令十七字の詩は作っても、真に俳諧の趣を解する人ではない。
白雨の滝にうたすやそく飯板 孟遠
今のヤマト糊が一般に普及する前は、子供が何か貼る場合も、ひめ糊がなければ続飯を用いたものである。われわれは自ら続飯を作る技に習熟するより早く、ヤマト糊の類が手に入るようになったから、箆を執って飯粒を練った経験をあまり持合せていないけれども、昔の家には必要に応じて糊を作るため、続飯用の板と箆とが備えてあったものであろう。
続飯を練ったあとの板は、忽にこびりついてかちかちにこわばってしまう。