Classici giapponesi con furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Leggi 古句を観る (こくをみる) di 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 166.028 caratteri · 333 schermate
町中に寺の介在している、そういう場所で鶯が啼くのである。「はさかる」は「はさまる」と同義であろう。
一茶に「五月雨の竹にはさまる在所かな」という句がある。竹にはさまる在所は、じめじめした五月雨時の陰鬱さを想像せしむると共に、その在所の小さなものであることをも語っている。市中に介在する寺も、勿論そう大きなものではあるまい。むしろそこに寺のあることが、周囲に対して多少不調和なような場所ではないかと思われる。
鶯もわたる日和リや浜の松 玄指
明治二十六年春であったか、子規居士がどこかの連座で、「鶯の淡路へ渡る日和かな」という句を作った。それが最高点だったので、多人数の評判のあてにならぬことはこれでわかる、という意味の手紙が残っている。
鶯が淡路島まで渡って行く、それほどうららかな日和であるということは、俗人にもなるほどと合点し得るところがある。考えて成った趣向だからであろう。
玄指の句には鶯の渡る距離の問題は含まれていない。その代り鶯の渡って来た浜の様子――松の生えている景色が現れている。この方が遥に自然である。
梅がかや客おくり出る燭明り 梅坡