Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(一)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(一) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.431 caratteri · 428 schermate
でしたから、ちょっと右門も目を輝かして色めきたちました。
「何か事件かい」
「事件かいの段じゃねえんですよ。お番所はひっくり返るような騒ぎですぜ」
「ほう。そいつあ豪儀なことになったものだな。三つ目小僧のつじ切りでもあったのかい」
「なんかいえばもうそれだ。いやがらせをおっしゃると、あっしだけでてがらしますぜ」
「大きく出たな。そのあんばいじゃ、おれが出る幕じゃねえらしいな」
「ところが、おめがね違い、足もとから火が出たんですよ。ね、平牢にもう半月ごし密貿易の科で、打ち込まれていた若造があったでがしょう」
「ああ、知ってるよ。長崎のお奉行から預かり中の科人だとかいってたっけが、そいつがくたばってでもしまったのかい」
「しまったのなら、なにもお番所の者がこぞって騒ぐにはあたらねえんだがね、そやつめが運わるくあばたのだんなのお係りだったものだから、かわいそうに毎日の痛め吟味でね、尋常なことではそんなまねなんぞできるからだではねえはずなのに、どうやってぬけ出やがったものか、まるきり跡かたも残さねえで、ゆうべ消えてなくなっちまったんですよ」
「破牢したのか」
「それがただの破牢じゃねえんですよ。