Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
うもんとりものちょう
右門捕物帖(一)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(一) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 220.431 caratteri · 428 schermate
「どんな科でそんなに責められたのか、耳にしていることはないか」
「あっしどもは下人だから詳しい様子は知りませんが、密貿易をやった仲間がまだ三、四人とか御用弁にならないのでね、そいつらのいどころを吐かせるためにお責めなすったとかいいましたがね」
耳よりなことを聞いたものでしたから、右門の活気づいたことはもとよりのことで、ただちに昨夜まで禁獄中だったという病人たまりへやって行くと、ちらりと中の様子をのぞいていたようでしたが、不意に莞爾としながら伝六にいいました。
「なんでえ、ぞうさのねえことじゃねえか。おめえがちっとこれから忙しくなるぜ」
「えッ! じゃ、もうほしがついたんですかい」
「おれがにらみゃ、はずれっこはねえや」
「ありがてえッ。じゃ、すぐにひとっ走り出かけましょうが、方角はどっちですかい」
「まあ、そうせくなよ。こうなりゃもうこっちのものだから、あばたの大将にさっきの礼をいってけえろうじゃねえか」
皮肉そうににやにやと笑いながら、牢番詰め所の中へはいっていったと見えましたが、そこにあばたの敬四郎が必死のあぶら汗を流して、ゆうべ当直だった三人の牢番を吟味にかけながら、証跡収集に目の色変えているのを見ると、きわめていんぎんな先輩への礼をとりながら、ごく静かにいったことでした。