Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 221.941 caratteri · 435 schermate
「…………※(疑問符感嘆符、1-8-77)」
「何を考えているんだい。いってることが聞こえねえのか」
「いいえ、ちゃんと聞こえているんですがね、やにわとまた変なことおっしゃいまして、どこへ行くんですかい」
「このおひざもとを、大急ぎでひと回りするんだ」
「ちぇッ、たまらねえことになりゃがったもんだな。じゃ、辰ッ、一刻千金だ、はええとこしたくをしろよ!」
「待てッ、あわてるな」
「でも、早駕籠で江戸をひと回りしろとおっしゃったんじゃござんせんか!」
「ただ回るんじゃねえんだよ。山の手に九人、下町に二十一人町名主がいるはずだ。辰あまだ江戸へ来て日があせえから山の手の九人、おめえは下町の二十一軒を回って、ふたりとも、いいか、忘れるな。もし町内に小町娘といわれるべっぴんがいたら、おやじ同道ひとり残らずあしたの朝の四ツまでに数寄屋橋のお番所へ出頭しろと、まちがわずに言いつけておいでよ」
「ちぇッ。いよいよもってたまらねえことになりゃがったな。さあ、ことだぞ。ね、だんな――つかぬことをおねげえするようで面目ござんせんが、ちょっくら月代をあたりてえんですがね。それからあとじゃいけませんかね」