Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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うもんとりものちょう

右門捕物帖(二)

佐々木 味津三

Leggi 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 221.941 caratteri · 435 schermate

Aozora Bunko

「き、き、金どんの親方とは何を申すかッ。無礼いたすと容赦はせぬぞ」

「よせやい! 大将! 抜くのかい! できそこないの秋なすじゃあるめえし、すぱすぱと切られちゃたまらねえよ――ほら! ほら! このとおり草香流が飛んでいくじゃねえか!」

なまくら刀に手をかけようとしたのを、パッとあざやかにひねりあげておくと、さらにずばりと胸すかしの名啖呵が飛びました。

「まだお夕飯をいただかねえので、ちっと気がたっているんだ。手間をとらせると、おれはがまんしてもこっちの伝六あにいが許すめえぜ。さらりと恐れ入ったらどんなもんだ。なんなら、ゆうべたたいた鼓を家捜ししてやってもいいぜ」

「…………」

「黙ってたんじゃわからねえよ。鼓だけで気に入らなきゃ両国から袈裟切り太夫をつれてきて、けだもの責めにしてやってもいいが、それまでホシをさしてもまだしらをきるつもりかい」

「…………」

「手間のかかる親方だな! じゃ、いっそことのついでに仙市座頭を呼びよせて、無実の罪を着せようとした一件を対決させてみせようかッ」

それまでぴしぴしと右門流にたたみかけられたのでは、いかなる金八も責め落とされたのは当然なことです。