Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 221.941 caratteri · 435 schermate
いるか、いないか」
「はっ、ござりますござります! 梅丸様とおっしゃるかたと、竹丸様とおっしゃるかたと、おふたりほかに竹棒渡りがござります」
「なにッ、ふたりとな! いずれも娘どもか」
「はい。おふたりさまにわたしの姉を加えて三人が、実はこの娘かるわざ師一座の看板でござります」
「なるほどのう。では、少し立ち入ったことをあい尋ぬるが、きょうだいならば気のつかぬはずもあるまい。そなたの姉は、何文ぐらいのたびをおはきじゃったか存ぜぬか」
「存じてござります、よく存じてござります。わたしと同じ八文七分でござりましたゆえ、どうかすると、ふたりして一つたびをかわるがわるはき合うたことさえもござりました」
その一語をきくと、すでにもうそれだけで名人にはいっさいの見込みがついたもののごとく、莞爾と笑みを見せていたようでしたが、いとも小気味よげなことを、ずばりといいました。
「なんでえ。おれがピカピカッと二、三べん目を光らすと、じきにもうネタが上がっちまうんだからな。われながらちっとあっけなさすぎるくれえだよ。ではひとつ、おめえらに目の保養をさせてやるかな」
いいつつ振り返って、大きく呼び招いたのはさっきの楽屋番でした。