Classici giapponesi con furigana
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うもんとりものちょう
右門捕物帖(二)
佐々木 味津三
Leggi 右門捕物帖(二) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 221.941 caratteri · 435 schermate
「それがじつはちと申し憎いことでござるが、知ってのとおり、当節は諸家みな小笠原ばやり。そのため日増しに今川古流は世に捨てられて、お恥ずかしながら家名もろくろくささえることできぬほどの貧困に陥りましたゆえ、その由将軍家のお耳に達したとみえ、てまえ一家をお救いくださるご賢慮からでござろう。申すもかしこいことにござるが、上さまご秘蔵あそばす蓮華鬼女のご能面保管方をてまえにお申しつけくださって、保管料という名目のもとに、年金三百両あてお下げ渡しくださるならわしでござったのじゃ。なれども、なまじ高家なぞという格式あるため、年々費用出費はかさむばかり。そのため、ふとした心の迷いから、ご貴品と知りつつ、つい金に窮してさる質屋へ入れ質いたしおいたところ、けさほどお達しがござって、明十四日の上覧能に持参せよとのご諚がござったゆえ、うろたえてようやく借用の百金を調達いたし、さきほど受け質に参ったのじゃが、しかるに、どうしたことやら――」
「質屋でいつのまにか紛失していたのでござりまするか」
「さようじゃ。それがちと奇態なのじゃわ。入れ質いたすとき、てまえと用人と、それなる質屋の番頭の十兵衛と申す者と、三人してしかと立ち会い、じゅうぶん堅固な封印いたしておいたのに、さきほどお箱を開いて見改め申したところ、てまえの印鑑をもって封じ