Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

うもんとりものちょう

右門捕物帖(四)

佐々木 味津三

Leggi 右門捕物帖(四) (うもんとりものちょう) di 佐々木 味津三 (ささきみつぞう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 167.105 caratteri · 337 schermate

Aozora Bunko

ぬかせッ、ぬかせッ。ぬかさずば、もっと痛いめに会うぞッ」

ぴしり、ぴしり、と折檻の手の下るのを、しかし小者は必死と歯をくいしばってこらえながら、白状は夢おろか、あざわらいすら浮かべているのです。

その顔をひょいとみると、ほんのいましがた床屋へいってきたらしい跡が見えました。月代もそったばかりで、髪にはぷうんと高い油のにおいすらもしているのです。

「アハハ……よし。わかりました。痛め吟味ばかりが責め手ではござらぬ。口を開かせてお目にかけましょう。この右門におまかせくだされい」

さえぎるように源内の手からむちをとって投げ捨てると、やにわにちくりとえぐるように浴びせかけました。

「おまえ、今晩あたり、うれしいことがあるな!」

「…………!」

「びっくりせんでもいい。むっつり右門の目は、このとおりなにもかも見通しだぜ。おまえ、きょう非番だろう!」

「…………」

「おどろいているだけじゃわからねえんだ。返事をしろ! 返事を!」

「そうでござんす。非番でござんす」

「だから床屋へいってきたというだけじゃあるめえ。そのめかし方は、まずうれしい待ち人でもあるといった寸法だ、今夜きっと会いましょうと口約束した待ち人がな。