Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よしわらしんわ

吉原新話

泉 鏡花

Leggi 吉原新話 (よしわらしんわ) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 37.157 caratteri · 75 schermate

Aozora Bunko

に来たなどという事なんだ。世の中には、随分、娑婆塞げな、死損いな、)

と子爵も間近に、よくその婆々を認めたろう、……当てるように、そう言って、

(邪魔な生命もあるもんだ。そんな奴の胸に爪を立てる方がまだしもだな。)

(その様な生命はの、殿、殿たちの方で言うげな、……病ほうけた牛、痩せさらぼえた馬で、私等がにも役にも立たぬ。……あわれな、というはの、膏の乗った肉じゃ、いとしいというはの、薫の良い血じゃぞや。な、殿。――此方衆、鳥を殺さしゃるに、親子の恩愛を思わっしゃるか。獣を殺しますに、兄弟の、身代りの見境があるかいの。魚も虫も同様での。親があるやら、一粒種やら、可愛いの、いとしいの、分隔てをめされますかの。

弱いものいうたら、しみしんしゃくもさしゃらず……毛をる、腹を抜く、背を刮く……串刺じゃ、ししびしおじゃ。油で煮る、火炎で焼く、活きながら鱠にも刻むげなの、やあ、殿。……餓じくばまだしもよ、栄耀ぐいの味醂蒸じゃ。

馴れれば、ものよ、何がそれを、酷いとも、いとしいとも、不便なとも思わず。――一ツでも繋げる生命を、二羽も三頭も、飽くまでめさる。また食おうとさしゃる。