Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate

Aozora Bunko

一拝して去る。今や乃ち地を隔つる三百里、毎に鶴唳雁語を聞き、俯仰徘徊自から措く能わず」と。

彼は野山の獄中にありて、恒に象山に惓々たりき。彼は象山に対して師弟の誼あるのみならず、知己の感すこぶる深かりき。曰く「平翁は真に吾が師、我に期すに非常を以てす」と、彼が吾が師というは、ただ象山あるのみ。而してそのしばしば詠懐において、これを漏らすのみならず、安政四年ハリス江戸に入るの月においては、書を江戸にある桂小五郎に送り、「夫れ象山先生は、天下の士なり、当に天下の用を為すべし。今にして用いずんば、天下それこれを何とや謂わん」といい、以て彼が蟄居を解放せんとの斡旋を促したりき。彼は安政六年四月二十五日、書を象山に与えて、「幕府諸侯、何れの処か恃むべき、神洲の恢復、何れの処より手を下さん、丈夫の死所、何れの処か最も当らん」の三条を問い、かつ曰く、「僕、今生きて益なく、死するに所なし、進退これ谷まる。幸わくはこれが道を進めよ」と。而して彼はその教を聞くに及ばずして死所を得たり。何となればその五月二十五日は、則ち彼が安政の大獄に羅織せられて東上したるの日なればなり。