Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate

Aozora Bunko

功名の記念たる、封建武士の世禄も、その末世においては、一種の様式となり、売買せらるるに到れり、今日における鉄道株券同様に。特に「寸志」とて献金さえすれば、その金高に相当するの家禄、格式を附与するの制すら出で来り、その状乃ち海防費献金を募りて位階を売るが如きものありき。ある物は皆無に優る。自由競争の余地なく、四門を閉じて籠城し、永年作り附けの封建社会においては、新分子を注入し、新要素を与うるもの、この売禄買株の管樋を通じて来るも、また已むべからざるにあらずや。

世襲制においては、養子は実に欠くべからざるものなり、苟くも相続者なくんば、家名断絶、遺族離散の恐れなくんばあらず。故にかかる場合においては、養子制は便宜の制のみならず、必然の制といわざるべからず。而してこの養子こそ動もすれば枯死せんとする封建社会に、新活力を与うる重なる要素たらざるはなし。試みに思え、封建社会において、およそ明主と称し賢君と唱えらるるもの、概してみな養子ならざるはなきを。徳川中興の主、八代将軍吉宗、徳川最後の将軍慶喜、水戸烈公、徳川時代第一の賢相松平定信、林家中興の林衡、上杉鷹山公、細川銀台公の如き、近くは井伊直弼の如き、みな養子たらざるはなし。