Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate

Aozora Bunko

東湖の手腕用ゆる所なく、佐久間の経綸施す所なく、小楠の活眼行う所なく、智勇交も困むの極所に際し、かえって暴虎馮河、死して悔なき破壊的作用のために、天荒を破りて革新の明光を捧げ来るものあり。その人は誰ぞ、踏海の失敗者、野山の囚奴、松下村塾の餓鬼大将、贈正四位、松陰神社、吉田松陰なり。

安政五年十月、彼轟武兵衛に書を与えて曰く、

僕の屑見、誠に謂えらく、観望持重は、今の正義の人、比々としてみな然り、これ最大の下策と為す。何ぞ軽快拙速、局面を打破し、然る後徐に地を占め石を布くの、勝れりと為すに如んや。

「局面打破」これ彼が当世における主一の経綸のみ。彼はさらにその後善策の如何に頓着せざりしなり、否な、彼は胸中後善策を容るるの余裕あらざりしなり。彼は思いしなるべし、雪消えて草木自から生長すと。

彼は檻中の虎なり、その夢は荒山、莽野の中に馳騁すといえども、身は自由ならず。乃ち自由ならずといえども、なおその志を行わんとせり、彼は蟄居中なるに係らず、なお長防革命的運動の指揮官たりしなり。彼はしばしば京師に献言せり、彼は萩藩府に勧告せり、彼は孝明天皇に向って後醍醐たらんことを希い、藩主に向って義貞、正成たらんことを望めり。