Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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よしだしょういん

吉田松陰

徳富 蘇峰

Leggi 吉田松陰 (よしだしょういん) di 徳富 蘇峰 (とくとみそほう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 135.622 caratteri · 269 schermate

Aozora Bunko

その父もしくは叔父の如き、公衙より帰れば、直ちに袴を脱して、田圃に耕耨す。松陰の幼き、書を挾んで上に読み、義解せざるあれば、直ちに圃間の父もしくは叔父に就いて質せりという。

彼の尊王敵愾の志気は、特に頼襄の国民的詠詩、及び『日本外史』より鼓吹し来れるもの多しとす。彼の幼きや土塊を以て宮闕の状を為り、曰く、これ織田信長が禁裡の荒廃を修繕したるに擬するなりと。彼の刑に就かんがために江都に檻送せらるるや、彼自から懐を賦して曰く、「平素庭に趨くも訓誨に違う、この行独り識る厳君を慰むるを。耳に存す文政十年の詔、口に熟す秋州一首の文。少小より尊攘の志早く決す、蒼皇たる輿馬、情何んぞ紛せんや。温清剰し得て兄弟に留む、直ちに東天に向って怪雲を掃わん」。

また以て家庭教育の一斑を知るべし。

彼の家は松下村の山中にあり、故にその幼時嬉戯するは、その兄妹あるのみ。彼は実に家庭の温かにして、剛健なる大気中に成育せり。彼が死に到るまで、その父母に対しては固より、その兄妹に対して、掬すべき友愛の深情を湛えたるは、単りその天稟のみにあらず。

彼の十二、三歳の頃、嘗て萩城下、林某の宅に寓し、藩学明倫館に通学す。