Classici giapponesi con furigana
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おなじむすめでも
同じ娘でも
宮本 百合子
Leggi 同じ娘でも (おなじむすめでも) di 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 1814 caratteri · 4 schermate
と云って茶の間にお入りになると娘は中みのえった包を小わきにかかえて丁寧なおじぎをして出て行った。「お祖母様今の娘どうしたの」と早速うかがわずにはいられなかった。お祖母様は「今の娘はねー、お前なんぞ夢にも見た事のない苦しい思をして居るんだよ、あの子のお父さんと云うのは村で評判の呑ん平で一日に一升びんを三本からにすると云うごうのものなんだよ、それでおまけに大のずる助で実の子のあのお清に物をうらせて自分は朝から晩まで酒をあびて居てさ、にくらしいにもほうずがあるじゃあないかねい、娘にそんな苦しい思いをさしておいてうれ高が少いと打ったり、けったりするんだと、もとはそれでもそうとうに暮して居たんだがきりょうのぞみでもらった後妻が我ままでさんざん金をまいたあげくにさとに逃げて行ったんだものだからやけ半分でよけいにひどくなったんだよ」とここまでおっしゃって一寸煙草を一服なさる。こんないいやさしいお祖母様が長いきせるで煙草をのんで紫のけむりをわに吹いていらっしゃる所はあんまりにつかわしくないと思って紫のけむりの行方を見つめて娘の様子を思い出して居ると「それであんまり娘も可哀そうだから初めのうちこそ意けんもして見たが四十を越えた男のやけはもうなおるものでないと村のものももう意けんはしないが娘が可哀そうだからいらないものでも