Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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そうせきしとわたし

回想 子規・漱石

高浜 虚子

Leggi 回想 子規・漱石 (そうせきしとわたし) di 高浜 虚子 (たかはまきょし) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 115.187 caratteri · 231 schermate

Aozora Bunko

殊にそういう熱は常に西洋の書物に親しんでいた漱石氏よりも、かえって病床に在って俳句や和歌に親しんでいた子規居士の方に多かった。漱石氏と前後して浅井黙語、中村不折、相島虚吼、森円月、直木燕洋その他の諸君が洋行して送ってくれる一枚の絵葉書をも、居士は深い興味の眼を以て眺め入るのであった。そういう有様であったから漱石氏の倫敦に於ける下宿屋生活の模様を詳細に写生して来たこの「倫敦消息」は居士を悦ばしたことは一通りでなかった。もっともこれは病床の自分を慰めるために何か書いてくれぬかと居士の方から依頼して遣たのであった。

この「倫敦消息」は後年の『吾輩は猫である』をどことなく彷彿せしめるところのものがある。試みにその一節を載せて見る。

朋友その朋友と共に我輩が生活を共にする所の朋友姉妹の事に就ては前回に少しく述ぶるところあったが、この外に我輩がもっとも敬服しもっとも辟易する所の朋友がまだ一人ある。姓はペン渾名は bedge pardon なる聖人の事を少しく報道しないでは何だか気が済まないから、同君の事をちょっと御話して、次回からは方面の変った目撃談観察談を御紹介仕ろう。