Classici giapponesi con furigana
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じしんなまず
地震なまず
武者 金吉
Leggi 地震なまず (じしんなまず) di 武者 金吉 (むしゃきんきち) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 98.954 caratteri · 195 schermate
この地震はおそらく芭蕉の貴重な体験として、一生の間幾度か思い出し、小地震に出あうごとにその追憶を新たになしたとも想像出来る。もしそうであるならば、彼の多くの俳諧の中に地震に関する句が二、三はあってもよいようである。もとより地震は俳味に通ずる事の少ないために顧みられなかったと言えばそれまでである。ともあれ芭蕉生涯の作中、江戸三吟(延宝六年)の中に次の句を見い出す事はせめてもの心遣りであろう。
寂滅の貝ふき立る初嵐 似春
石こづめなる山本の雲 桃青
大地震つづいて竜やのぼるらん 似春
長十丈の鯰なりけり 桃青
似春によって地震が余りに美化され過ぎたのを、芭蕉は龍を鯰に見立てて諧謔化したわけである。(中略)
なお地震と言う文字は直接句の中には見出せないが、延宝四年の百韻(種彦校合江戸両吟集)の中に、
瀬戸の土菎輪際をほりぬきて 信章
弁才天に鯰ささぐる 桃青
とあるは、当時地下深い所には鯰が住んでいると考えていた証拠ともなるであろう。」
「鎌倉時代の暦にある地震虫」のキャプション付きの図
鎌倉時代の暦にある地震虫
延宝四年は西暦一六七六年であるから、石本博士のお蔭で、地震鯰の俗説を十七世紀後半まで追跡することが出来た。