Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぼっちゃん

坊っちゃん

夏目 漱石

Leggi 坊っちゃん (ぼっちゃん) di Natsume Sōseki (夏目 漱石) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 88.491 caratteri · 177 schermate

Aozora Bunko

「見届けるって、夜番でもするのかい」

「うん、角屋の前に枡屋という宿屋があるだろう。あの表二階をかりて、障子へ穴をあけて、見ているのさ」

「見ているときに来るかい」

「来るだろう。どうせひと晩じゃいけない。二週間ばかりやるつもりでなくっちゃ」

「随分疲れるぜ。僕あ、おやじの死ぬとき一週間ばかり徹夜して看病した事があるが、あとでぼんやりして、大いに弱った事がある」

「少しぐらい身体が疲れたって構わんさ。あんな奸物をあのままにしておくと、日本のためにならないから、僕が天に代って誅戮を加えるんだ」

「愉快だ。そう事が極まれば、おれも加勢してやる。それで今夜から夜番をやるのかい」

「まだ枡屋に懸合ってないから、今夜は駄目だ」

「それじゃ、いつから始めるつもりだい」

「近々のうちやるさ。いずれ君に報知をするから、そうしたら、加勢してくれたまえ」

「よろしい、いつでも加勢する。僕は計略は下手だが、喧嘩とくるとこれでなかなかすばしこいぜ」

おれと山嵐がしきりに赤シャツ退治の計略を相談していると、宿の婆さんが出て来て、学校の生徒さんが一人、堀田先生にお目にかかりたいててお出でたぞなもし。