Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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とうじょうのきじゅつし

塔上の奇術師/鉄人Q

江戸川 乱歩

Leggi 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 151.766 caratteri · 303 schermate

Aozora Bunko

さっきはヨシ子ちゃんのにせもの、いまは操縦席の部下のにせもの。

「四十面相、下の原っぱを見たまえ、警視庁のパトロール=カーが、二だいきている。小型のサーチライトをとりだして、原っぱを照らしている。あの光の中へ着陸するんだ。たぶん、中村警部もきているはずだよ。」

こんなに、つぎつぎと、先手をうたれては、さすがの四十面相も、もうどうすることもできません。かれは、かんねんしたように、目をつぶって、ぐったりと、いすにかけています。

ヘリコプターは、しずかに、原っぱの光の中へおりていきました。地面に近づくにしたがって、大ぜいの警官の中に、中村警部が立っているのが、よく見えてきました。

小林少年と吉村少年のすがたも見えます。

そのほかに、十人ほどの少年が、光の中を、あっちへ走ったり、こっちへ走ったりしています。このま夜なかに、いったい、どこの子どもでしょう。

ああ、わかりました。少年探偵団のチンピラ隊です。ありの町ではたらいている、くずひろいの少年たちです。かれらは、いつでも、小林団長のために、命がけではたらいてくれる勇敢な少年たちです。

今夜も、なにかてつだうことはないかと、原っぱのしげみの中にかくれていたのです。