Classici giapponesi con furigana
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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
Leggi 塔上の奇術師/鉄人Q (とうじょうのきじゅつし) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 151.766 caratteri · 303 schermate
そこで、日東映画館の前に、待ちぶせして、きみが車をおりて、映画館へはいっていくとすぐ、運転手をとらえて、なにもかも、白状させてしまった。だからこの原っぱへくることも、ちゃんとわかっていたので、少年探偵団に、先回りをさせておいたんだよ。」
「ばかをいえ。おれの部下が、白状なんかするものか。そんな弱虫は、おれの部下にはいないはずだ。」
鉄人Qは、あざわらうのです。
「ところが、わけがあるんだ。ある名前をいったら、きみの部下は、びっくりして、いっぺんに白状してしまった。きみは、ほんとうの名前は、部下にもかくしていたんだな。」
「えっ、名前だって。」
「きみのほんとうの名前さ。」
「おれは鉄人Qだっ。」
「それは、だれでも知っている。もう一つ名前があるだろう。」
「き、きさま、何をいおうとするんだっ。」
鉄の顔には、なんの表情もあらわれませんが、よほどおどろいたとみえて、からだがブルブルふるえています。
「聞きたいのか。」
「いってみろ。」
「きみは、怪人二十面相だっ!」
明智探偵は、そういいはなって、人差し指を、まっこうから相手の顔につきつけました。
鉄人Qは、それを聞くと、いきなり車のドアを開いて、とびだしました。