Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ばいしょくかもなんばん

売色鴨南蛮

泉 鏡花

Leggi 売色鴨南蛮 (ばいしょくかもなんばん) di 泉 鏡花 (いずみきょうか) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 13.926 caratteri · 28 schermate

Aozora Bunko

「くすくすくす。」

続けて忍び笑をしたのである。

立続けて、

「くッくッくッ。」

七

「こっちは、びきを泣かせてやれか。」

と黄八丈が骨牌を捲ると、黒縮緬の坊さんが、紅い裏を翻然と翻して、

「餓鬼め。」

と投げた。

「うふ、うふ、うふ。」と平四郎の忍び笑が、歯茎を洩れて声に出る。

「うふふ、うふふ、うふふふふふ。」

「何じゃい。」と片手に猪口を取りながら、黒天鵝絨の蒲団の上に、萩、菖蒲、桜、牡丹の合戦を、どろんとした目で見据えていた、大島揃、大胡坐の熊沢が、ぎょろりと平四郎を見向いて言うと、笑いの虫は蕃椒を食ったように、赤くなるまで赫と競勢って、

「うはははは、うふふ、うふふ。うふふ。えッ、いや、あ、あ、チ、あははははは、はッはッはッはッ、テ、ウ、えッ、えッ、えッ、えへへ、うふふ、あはあはあは、あは、あはははははは、あはははは。」

「馬鹿な。」

と唇を横舐めずって、熊沢がぬっと突出した猪口に、酌をしようとして、銅壺から抜きかけた銚子の手を留め、お千さんが、

「どうしたの。」

「おほほ、や、お尋ねでは恐入るが、あはは、テ、えッ。えへ、えへへ、う、う、ちえッ、堪らない。